悩みの抱え込みは危険 人間関係を良好にするポイントは聞き上手

人間関係を良好にするポイントは聞き上手

介護職は女性の多い職場であり、対人援助職という特徴がある。
仕事を楽しくやっていくためには、良好な対人関係を築いて働きやすい職場にしていくことが大切だ。
そこで今回はそのポイントについて例を出しながら紹介していく。

介護職の特徴として、誰かに何かをしてあげること、そしてその人に喜んでもらえることに嬉しさを感じる方が多いのだ。
そのため、職員同士でも、いわゆるおせっかいということが多くなりやすい。
これは、人によってはされて苦手と感じる人もいるかもしれないが、おせっかいに対していい対応ができると人間関係は大きく変わるのだ。
例えば、若い職員がレクリエーションの道具作りとして、切りづらいハサミでダンボールを切っているのを見かけたベテラン職員は、いいハサミを持っているから貸してあげると言って更衣室まで走っていってしまう。
若い職員としては、今のはさみでいいのにという気持ちになるかもしれないが、このおせっかいしたいという気持ちを大切にする必要がある。
例えば、ベテラン職員のはさみを使って、切りやすいなと、少し喜んでいる様子をアピールをしてみる。
そして、大切なのは自分も欲しいので、どこに売ってあるかと尋ねてみる。
つまり、ベテラン職員の購入エピソードや、自慢話を引き出して、傾聴して共感を行っていけるのだ。

以上のように、ベテラン職員のおせっかいに対して喜んでみせること、ベテラン職員が話をできるように質問を行うこと、そして傾聴し、その話が役に立ったことや、今後活かしていきたいということを伝えることが、介護職での人間関係を良好にするコツになる。